2009年12月24日木曜日

complete 06


ついに松岡英明の全楽曲をcomleteした!!そして、なんと言っても昨日は、アルバム『Future Toy』以降に、書きためて来た新曲達を一挙にプレイする事を何より楽しむ事が出来た。

新たな扉を開いてくれそうな、できたての『火の鳥』もなんとか無事お披露目できたし、スタッフが『今日はファンのみんなが本当に楽しそうに、満足そうな顔をして帰っていった』と教えてくれたのが、何より嬉しかった。

何故ならcompleteし終えることの本当の目的は、単に僕の全ての楽曲を自身でcompleteするためにあったのではなく、クリスマスのサプライズ・プレゼント的に用意した昨日のcompleteメドレーのように、いつでもどの曲でもプレイできる状況を整える事で、ファンのみんなに今まで以上に楽しんでもらえるライブをできるようにすることにあったのだから。

初参加のSAXのメグミちゃんもとても音楽的な色づけを加えてくれていたし、いつものメンバー達の一体感も最近グッとアップして来てくれたので、バンドとしてのグルーブがとっても良い感じで、歌っていても昨日はいつも以上にスゴク心地良かった。

そういうのってお客さんにもダイレクトに伝わるみたいだしね。

昨日、ライブを終えてすごく思ったんだ。ライブは最高に楽しかったし、充実感もいっぱいだった。だからこそ、昨日のようなライブをこれからもひとつひとつ大切に重ねて、未来への扉を開いていこう、と。

それから、もうひとつものすごく嬉しかった事。それは最高に楽しかったメドレーと同じぐらい、新曲達をみんなが楽しんでくれていた事。

これを励みに、また明日から更に気合い入れて頑張らなくちゃ。ありがとう。

complete 06 SET LIST

01 Future Toy
02 Blow Up
03 天使
04 Cherry Parade
05 Mysterious Stranger from Mars
06 Life in Tao
07 Edge of Space
08 百年の恋
09 Emerald Tablet
10 Velvet Outsider
11 ストロベリー色の夢
12 半熟のヴィーナス
13 スリル
14 Shangri-La
15 未来
16 火の鳥
17 If You Want
18 Vanilla
19 Hello

アンコール
20 Taste of Paradise
21 complete メドレー
_01 Please Burn Up, Love Passion
_02 Young Pirates
_03 以心伝心
_04 Catch
_05 Again Again Again
_06 恋はあせらず
_07 キミは完璧
_08 SEXY SEXY
_09 すべてはきみの瞳の中に
_10 新世界
_11 LOOK@ME

ダブルアンコール
22 火の鳥(リベンジ編 昼公演)
22 堕ちて来た天使(夜公演)

GTR:福田智樹
BASS:笠原佑介
DRM:千葉昌巳
SAX:長瀬愛実

サウンドプロデュース:高木茂治

2009年12月21日月曜日

L'Oiseau de feu


機材の話題を続けて。

実は少し前に、まだ新品ぐらいにキレイに使っていたお気に入りのApogeeのEnsemble(アンサンブル)というオーディオインターフェイスからPreSonusというメーカーのデジタルミキサーとオーディオインターフェイスが一体型になったStudioLive 16.4.2という機材に乗り換えた。

Apogeeは音質面もルックスも十分以上に満足していたし、代わって手に入れる事を決意したPreSonusというメーカーは、実はちょっと前までは、僕の中で音楽機材を初心者向けにリーズナブルに提供しているメーカーぐらいの認識だったのだけど、TDMからネイティブ環境に機材を一新してから、ようやく環境の違いによるそれぞれの色んな長所短所が理解できてきて、自分にとって何が欲しい機能なのかも随分分かってきた中で、あれこれ機材を選定してるうちに、このメーカーに行き着いた。

そして更に色々と調べていくうちに、このメーカーの企業理念みたいなものにまで興味を持ち、惹かれはじめた。

実際に使い始めてすぐに、当初、勝手に僕がイメージしていたブランンドイメージは脆くも崩れ去り、かなり期待値高めで手に入れた機材だったんだけど、実際にはその期待値を更に大きく上回る満足度!!

ハードなライブ準備作業も、新曲の曲作りも、このSudioLiveのお陰で俄然、モチベーションがあがる。

ライブを目前に控え、なんとか新曲もお披露目できそうだ。

まだ詞が完成していないんだけど、ここまで来たからには、なんとしても、みんなへのクリスマスプレゼントになるように、そして自分自身へのプレゼントも兼ねてバースデーライブで産声をあげさせたい。

みんなも良かったら、ぜひ曲の完成を祈ってパワーを送って下さい〜!!

タイトルは決定。命名『火の鳥』

P.S.
最高にホットなタイミングで掲載して下さった魂の音楽ライター!!渡辺末美さんによる僕のロングインタビューの後編もアップされています。そちらもぜひチェックしてみて下さい。僕の中から、あれもこれも知らぬ間に引き出してしまう末美さんのこともいつかブログに書きたいなぁ。

インタビューオアシス

2009年12月20日日曜日

ハッピーホリデー♪


初めてマイマイクを購入。ライトの下でシャンパンゴールドに輝いてます!!

早速、リハーサルでも使ってみたんだけど、少しズシリとくる適度な重さが手にも馴染んで良い感じ。

このマイクは曲作りで使ってるレコーディング用の愛用マイクと同じBlueというメーカーのもの。

もちろん今度のライブでも使ってみる予定なので、なんだか楽しみが一つ増えたみたいな気分です。

ライブの中身の方もシリーズ最終章に相応しい、みんなが喜んでくれそうな最終章限定のサプライズ?プレゼント?をご用意しましたので、お楽しみに!!

2009年12月12日土曜日

complete


よいよ、すべてをcompleteするその日が近づいて来ました!!

プレミアムチケットをcompleteした時のデザインもついに解禁!!


『hideaki』『matsuoka』『complete』

『01』『02』『03』『04』『05』『06』

チケットを6枚全部揃えて画像の組み合わせを見ながらパズルのように並べていくと、上のような文字が浮かび上がるようにデザインしました。

また、今回のライブにピッタリのタイミングでライターの渡辺末美氏が大変好評だった『松岡英明ロングインタビュー』の第2弾をアップして下さっています。

さらに、第一弾の方のインタビューの転載も承諾していただいたので、ウチのサイトにも前回のインタビューもアップされています。

来る日も来る日も準備に明け暮れていてブログの更新が出来ないお詫び代わりに、僕の今の想いを全部引き出してもらったようなインタビューを読んで、complete最終章のライブに向けて、みんなもウォーミングアップしてて下さいね!!

渡辺末美氏 インタビューブログ

松岡英明ロングインタビュー(PART 1)

P.S.
アルバム『Future Toy』には僕が作りたかった音の世界がギッシリ詰まってたんだってことを今更ながら再認識中!!

2009年11月8日日曜日

POP AGE LOVERS SET LIST

昨日のイベントはとても楽しめた。

バースデーライブ(complete 06)に向けても、スゴク良い刺激になった気がする。

そういえば、ライブ前は作業環境が変わるのが不安だから我慢してたんだけど、ようやくシーケンスソフトのLogicを、9にバージョンアップできる。

あと、この前の『complete 05』の時に、初めてまともにProToolsのソフトを自分で使ったんだけど、やっぱりミキサーの使い勝手とかスゴクよく出来てるなぁ。

もう少し頑張って使い方覚えてみるのも良いかも。

POP AGE LOVERS SET LIST

01 デジャ・ヴ
02 Hi-Fashion
03 HEAVEN'S UNDERWEAR
04 FLY SKY-HIGH
05 SWEET BABY BABY
06 BURNING GUITAR

GTR:福田智樹
KEY:Vomos

2009年11月7日土曜日

POP AGE LOVERS

今日のイベントのリハーサルが終わったトコです。

僕も今聞いたんだけど、今日のイベント、なんとリアルタイムで生配信されるんだって。

ちなみにフィルターフィッシュのサポートドラムは上領くん。

ウチは今日はギターのトモキとゲストキーボードでフィルターのボモスと3人だけなのでパワー負けしないように頑張るッス!!

http://www.livecheers.com

2009年11月3日火曜日

complete 05


最悪のタイミングでMACが壊れて絶望的な状況だったけれど、
なんとか奇跡的にライブまでに準備を間に合わせることが出来た。

けれど… やはりライブに挑む準備としては足りないことが多過ぎた。
昨日の昼公演は残念ながらボロボロだった。

チクショー!!

昼公演の後は、悔しくてたまらなかった。
数ヶ月間、必死で頑張って来た結果がこんな形で終わるなんて。
何より、楽しみに足を運んでくれたファンのみんなに本当にゴメンナサイだ。

前日はいつもよりはシッカリ睡眠もとったつもりだったのだけど、
準備作業で耳を酷使してしまったからか、
ステージ上で数曲、音程が全く聞き取れない変な現象まで起きて、
歌もなんだか散々な内容になってしまった。

夜公演でも、この耳の不調は残っていて、
やはり数曲、自分がどの高さで歌えば良いかどうにも聞き取れなかったのだけど、
昼公演後に調整し直したモニターバランスのお陰でそれでも随分と改善された感じだった。

昼公演が始まる前から準備不足は十分理解していたので、
少しでもそこをカバーできるように集中して臨んだけれど、
残念ながら結果には結びつけることが出来なかった。

夜公演までに修正できることも限られていたけれど、
落ち込んでいても何の解決にもならないし、
もう一度集中して、少しでも改善できる可能性があることと、
優先順位を頭の中で整理して、リベンジに挑んだ。

昼公演以上に不安は大きくなっていたけれど、
昼公演を見に来てくれた人達に対して今自分が出来ることを考えると、
覚悟以外にも僕がステージに持って上がらなければイケナイ何かがあった。

それは、昼公演で必死になるがあまり失ってしまった、
ライブを楽しむ姿勢を、この状況下でもキープし続けることに他ならなかった。

complete 05は、ライブであまりプレイしたことのない曲も多く、
本来、ほっといても新鮮で楽しいはずなものを、
もっと絶対的に僕自身が楽しんで良いはずだった。

そーいえば。
途中、両親が娘の天鞠を内緒で会場に連れて来ているのを発見。
心臓が飛び出そうなぐらいのサプライズだったけど、
昨日ばかりは、そんなことでステージの流れが変わっては大変!!と、
動揺を押さえ込んでライブに集中する、なんて場面もあった。

そして、なんだか気づいたらステージを終えていた、というぐらい、
夜公演は夢中で駆け抜けたようなライブだった。

そして、アンコールを終えても鳴り止まない拍手に迎えられ、
ダブルアンコールをすることに。

なんだか生涯忘れられないようなダブルアンコールだった。

どんなに頑張っても結果がダメならダメな訳で。
それでも、やっぱり頑張ることしか、今の僕に出来ることはないので、
改善策を今一度練りつつ、
ライブを終えて少しひと休みするつもりだったのは返上して、
今日からcomplete 06の準備を始めることに。

やっぱライブは僕自身もいつだってサイコーに楽しみたいからさ。
completeシリーズの最終回なんて絶対、楽しまなくちゃ!!

■■complete 05 SET LIST■■

00 プロローグ・オーバーチュア
01 EYES OF THE EINSTEIN ZOO
02 二人で過ごす他に意味なんかないさ

03 コズミック・パズル
04 JET-SET PANTHER

05 理由なき反抗
06 I Wanna Know Because I Don't Know

07 BELIEVE IN YOUR EYES

08 世界の果て、時間の終わり
09 新世界

10 デジャ・ヴ
11 STAY
12 DEEP INSIDE

13 憂鬱な太陽 孤独な月
14 神々の黄昏
15 IT
16 HEAVEN'S UNDERWEAR
17 SWEET BABY BABY

18 FLY SKY-HIGH

19 BURNNING GUITAR

〜アンコール〜
20 夜と星の列車-NIGHT WITH HER TRAIN OF STARS-

21 DEVIL'S ORDER

22 すべてはきみの瞳の中に


〜Wアンコール〜(夜公演のみ)
23 新世界
24 デジャ・ヴ

P:高木茂治
D:千葉昌巳
B:笠原佑介
G:福田智樹

2009年11月1日日曜日

情熱か太陽の悪戯

正直、逃げ出したくなる。

いや。何処に行けば良いかも分からないし、
何処にも逃げ道がないって事も知っている。

ライブの前日ってのは真夏でもないのに、
いつだって体の中心が燃えてるみたいに寝苦しい。

本当のところ、誰のために歌っているのか?
よく分からない。

太陽ってのは誰のために輝いてんのか?
自分で分かってんのかな。

僕の本能が歌う事の意味を知ってるみたいに。


さあ、目が覚めたら『覚悟』で顔を洗っていざ出陣。

2009年10月18日日曜日

チャンスの通り道


子供の頃、砂場で城や町を作ってその中を水が流れるように、よく水路を作ったものだ。

あの時、勢い良く流れた水のように、きっと多くの物事が、同じ法則に導かれ、同じような振舞いをするのだと思う。

ところで僕の愛用しているIntel MACが、よりにもよってライブの大詰め作業に差し掛かったこのタイミングで壊れてしまった。

アップルストアのジーニアス・バーに急いで持ち込んだものの、早くても修理に数日〜1週間ぐらいかかるかも、との診断。

オー・ジーザス!!

なんという試練!!

動かなくなったMACを、こりゃもう絶望的…と途方に暮れ呆然と見つめること数十分、ふと部屋の片隅で寝息をたてながら鎮座する引退したG4 MACが目に入った。

今までの作業は振り出しに戻るけれど、もう一度、水路を作り直して水を流すチャンスは残っているかも知れない。

とはいえ、何もなかったように、涼しい顔してステージに立つために残された時間はごく僅か。

今できることと、できないことを迅速に見極め、なんとかこの大ピンチをチャンスに変えるぐらいの道筋をつくらなくてはならない。

それにはチャンスが何処に向かって流れてゆくものなのか?自分の経験値から推測するしかなさそうだ。

僕の目には、チャンスとは『純粋なる欲求』と『ひた向きな日常的な努力』が交差する地点に向かって流れていくように見える。

子供の頃、砂で作った町の中を、どうすれば水が流れるのか?誰に教わるでもなく、遊びながら学んだように、

あるいは、水がどう流れるかを工夫することに楽しさを見出していたように、

絶望の砂で作ったステージまで、チャンスが勢いよく流れ込むような水路作りを、最後まで諦めることなく、大いに楽しんでみたいものだ。


P.S.
ロックオペラ『HAMLET』で大変お世話になった加藤和彦さんのご功績を偲び、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

2009年10月13日火曜日

目には目を

コアーズの『Only When I Sleep』を聴きながら見上げる空が好きだ。

壁にもたれ、流れる雲があれば、なおのこと良い。

エモーショナルな想いが音楽と景色によって増幅され、

それが更に相互に作用して、音楽も景色も想いもより一層、鮮やかさを増す。

そう言えば、幼少の頃から空を見上げる頻度が人より少し多いように思う。

パーセンテージで言うなら、+15%といったトコロだろうか。

例えば電車の窓辺で、スクランブル交差点で、スタジアムで空を見上げる。

周囲の人々が携帯でメールを打ち、信号の色が変わるのをカウントダウンし、

一進一退の攻防を観戦してる時に、僕は一人空を見上げていたりする。

けれど、空を『見上げて』いる時、必ずしも空を『眺めて』いる訳ではない。

白い雲をノートにして詩を書いていたり、

星の位置を確認しながら記憶の地図を広げていたり、

流星に飛び乗って地球の裏側や何千年も前の見知の世界を旅していたりする。

今日はホントは空を見上げる行為について書きたかったのではなく、

物思いに耽る瞳を覗き込むと、その中に物語や音楽が見えてくる時があるって事や、

音楽が聴こえてくる瞳とは、かくも美しいものであるって事について書きたかったんだけど、

上手い表現が見つからない内に、なんだか別の事について書いてしまっていた。

「目は口ほどにものを言う」というのと同じような事なのかもしれないけれど、

瞳って本当にすごいコミュニケーション・ツールなんだと思う。

11/1のライブに向けて、『Eyes of the Einstein Zoo』を聴きながら、このアルバムで、

すごく『瞳』にこだわっていた事を色々と思い出して来た。

「きみが『Einstein Zoo』を見てるのか?それとも『Einstein Zoo』がきみを見てるのか?」

この部分の詩は、当時テレビ画面をイメージして書いたんだけど、

パソコンのモニターや携帯の画面を覗き込む姿が、一番この詩の本来のイメージにピッタリくる。

僕がインターネットを見てるのか?それともインターネットが僕を見てるのか?

とっても面白いクエスチョンじゃないか。



2009年10月12日月曜日

あの夏はポラロイドの中に

知らなかったんだけど、ポラロイドカメラは生産終了してしまったのだそうだ。ポラロイドフィルムも同じく生産終了。


そういえばJUST POP UPでも、ポラロイドには随分と活躍してもらった。


ポラロイドは何故か小説や音楽や映像と相性が良い。


『デジカメ画像』と書くと説明的だけど『ポラロイド写真』と書くと何故か胸がキュンとするから不思議だ。


そんな訳で今日のインストアイベントでは長年愛用したポラロイドに代わって、次世代ポラロイド的存在の『Xiao(シャオ) 』がデビュー。


ポラロイドが小説や音楽や映像の世界からも、少しずつ姿を消していく事は、なんとも寂しいかぎりだけど、Xiaoも、なかなかチャーミングなカメラだ。


イベントもお陰様で無事終了。大画面大音量での映像も楽しかったし、なんといってもインストアはみんなのリアルな声を聞けるところが良い。


それと、今日はいつもより男子が多かったのが印象的だった。やっぱり同性にも応援してもらえる事は、スゴク嬉しいな。


画像はステージに向かう直前。楽屋でパチリ。

2009年10月8日木曜日

王者の塔/アーティスト・アイデンティティーの再構築

カラフルな積み木を使って王者の塔を作ることにした。

まずは黄色い四角形のブロックを土台にしないことには話が始まらない。

ここで言う黄色い四角形のブロックとは67年製の箱入りの『魂』のことだ。

よく見るとこのブロック、所々に大小様々な傷があって、本棚の隅のアルバムの中で眠るモノクロ写真のように、様々な記憶を鮮明に呼び醒ますような力を秘めている。

次に支えとなる円柱を用意する。

柱一本でも塔は作れるが、一陣の風にも倒れそうでは、どうにも心許ないので、やはり、ここはシッカリとした円柱を四本揃えたい。

『力』と『自由』と『純心』と『知識』を、この塔の柱とすることにした。

それぞれを配置する方位と色にも気を使いたい。

その意味を知らずして失敗した経験を基に、慎重に配置することが、とても重要だ。

ここで先を急がず、一息入れるのも良い案と言える。

ちなみに僕はMTVのサイト でマイケル追悼のマドンナの感動的なスピーチ とジャネットのパフォーマンス を見てひと休みした。

あまりに内容が素晴らしく、興奮した気持ちをクールダウンさせるために、最近一番のお気に入りのJETのロックバラード『Shine On 』のPVも見てふた休み。

ちょっとした道草で、時に目的以上の発見をしてしまうことがある。

お気づきの方もおられるだろうが、このひと休みで、残りのブロックを積み上げるまでもなく、塔は完成したも同然となってしまった(笑)。

けれどそこは他力本願で目的成就とはせずに、あくまで独力でのフィニッシュを目指す。

イメージを決定づける塔の顔とも言うべき傘の帽子を被せる前に、円柱を上から固定する意味合いも併せ持つ天板となるブロックを設置する。

土台は上を、天板は下を支える役目を担うが、土台と天板との大きな違いはもちろん、その安定度にある。

そんなことから、まさに今もっとも大切にしている『覚悟』を天板ブロックとして採用する。こいつがあれば、少々のことで倒壊する心配もない。

さて、いよいよ塔の傘の部分となる帽子を設置する。ここで残念ながら、手持ちのブロックには一番シックリ来そうな円錐のブロックがないことに気づく。

あれこれ悩んだ末、三角のブロックを2つ合わせて傘とすることにした。

どこかで円錐を手に入れるまで、イマイチ格好がつかなくても、ここは『覚悟』を置き台にしながら、『己を信じる心』で作った三角形と『未来への希望』で作った三角形を組み合わせ傘の帽子を作る。

最後に天辺にオマケのお飾りを載せる。ここにはあえてブロックを使わず、何か今の自分らしい『個性』や『主張』を光らせる。これで、ようやく王者の塔の完成だ。

余談になるが、この塔、完成と同時にスグに崩してしまった…。

何故かって?

道草で何気なく見たマドンナのスピーチは、まるで初めてジミーヘンドリックスを聞いた時のようにロックの魂を感じたし、

積み木をしながらiTunesで流していた購入したばかりのJETのセカンドアルバムも09年の栄冠はすべて頂戴したと言わんばかりの傑作だったからだ(←この時は実は『Shine On』を最新アルバムと勘違いして購入してしまったのだが、3rdアルバムの『シャカ・ロック』が最新盤。こちらも名盤)。

こんな時は素晴らしさを讃えて大きな拍手を贈ると同時に拳を強く握りしめなくてはならない。アーティストしての誇りを胸に、その拳を悔しさとともに頭上高く掲げる必要があるのだ。

そしていつの日か、その拳で、頭上の壁となる天井を突き破ることが出来た時こそ、そこに本当の王者の塔がそびえ立つ。

王者の塔とは、完成と同時に崩れ去る宿命を負っているもの。

そして、脆くも崩れ去った積み木に耳を傾ければ聞こえて来るはずだ。

『再構築せよ!!』とシャウトする声が。

2009年9月12日土曜日

食事会という名の未来


今日(昨夜)はデビュー当時にお世話になったスタッフと食事会。

前半戦…

極上に美味しい料理に舌鼓をうちながら、あの頃のあんな話、こんな話にめくるめく花が咲き乱れた。(料理に加え黒七味まで絶品!!)

後半戦…

話が僕の現状の話しになったところで景観が一変。これでもか!!というくらいにコテンパンにされた。少しは反撃もしたつもりだけど、朝方の3時頃には完全にKOされていた。

悔しかった。ものすごく悔しかった。

悔しいけれど、今日は僕の完敗だ。今の僕はまだまだ鍛え方もガードも戦略も洞察力も攻撃力も劣っていた。

今日は悔しさ余って、あれほど堪能した料理をご馳走になったお礼をシッカリ伝えることもできずに帰路についてしまったけれど、改めて、今日から気を引き締めて体を鍛えよう。死ぬ気で曲を書きライブもしよう。

それがアーティストがスタッフへの感謝をカタチにしたい時にできることの中のひとつなのだから。

そして「これまでも全力で頑張ってきたことなんて知ってるよ!!当たり前じゃん!!」という思いの中で大切な人達が真剣に向き合って胸を貸してくれたことにも、僕には何かで応える必要がある。

今日は悔しさイッパイでも不思議なぐらい清々しい。

それはリングのど真ん中で大の字になって倒れながら仰ぎみた天井にハッキリと自分が向かうべき未来が見えたからに他ならない。

2009年9月5日土曜日

As Above, So Below

目覚めると世界が変わっていた。

ファンタ・グレープを飲みながら目を擦り、
僕はボヤケた視界の焦点を少しずつ調整する。

外側の世界が新しいページを開いたというのなら、
僕も違う引き出しを開けてみようじゃないか。

テレビのニュースがいつから情報より
噂話みたいなものの方が増えてしまったのかわからないけれど、
自分の中にある地軸がひっくり返ったりしないように、
頭と足のバランスをとらなくちゃ。

天の如く、地もその如し。

これは僕の勝手な訳し方で、
普通は『下にあるものは上にあるものの如し』なんて訳されている。
エメラルド・タブレットに刻まれていたとされる言葉。
このたったひとフレーズで世界のすべては表現されているのかもしれない。

そんな思いを甘いジュースと一緒に飲み干した後、
何年も前にハードディスクに録画したまま、
ずっと見ていなかった映画の再生ボタンをようやく押した。

『タイタンズを忘れない』というディズニー映画。
アメフトのザ・セイシュン・ムービーなのだが、
アメリカ社会で肌の色の違いが受け入れられていく時代背景とストーリーが、
映像と音楽と人間ドラマをうまくリンクさせながら展開していく。

ポップの王様が歩いたイバラの道をダブらせながら、
決して他人事ではない身の周りの世界の昨日と明日に思いを馳せた。

一度、未来の人々の目を借りて、今の世界を眺めてみたい。
或いは、昔の人々の心を覗いて、失くしものを探してみたい。

新しいダイアリーを手に入れると、嬉しくて色々書きたくなるものだが、
これまでの日記を読み返し、少し先の未来に耳を傾けると、
今日が新しい引き出しから新しいダイアリーを取り出すのに最良の日だと気づく。

本当のところ、それは昨日であっても、
明日であっても構わない、ということの裏返し。

昨日でも明日でも構わない。故に今日である。

毎日が二度と来ない特別な一日であることに気づくと、
誰でも一日一日を大切にしたいと願うもの。

あの日をもう一度、という思いも、この先もう二度と、という思いも、
今、ここで掴んだり、抱きしめたりする事はできない。

けれど、今日という特別な日を、今、ここで、噛み締めることは可能なのだ。

そうだ。

新しいダイアリーの表紙には、こう記そう。

『二度と来ない一日』

2009年8月18日火曜日

Shangri-La Tour

ずっと、こんなライブがやりたかったんだ。

ようやく辿り着いた場所。

そして、それは
ずっと同じ場所にはとどまってくれない
天空の城のような移動し続ける理想郷。

居座ることも出来ず
追いかけて行ける場所でもない。

導かれて辿り着ける場所。

さあ、また次の扉を開くために今
月明かりの下、歩き出さなくちゃ。

僕には向かうべき場所がある。

少年達が見た幻影をたよりに。




Shangri-La Tour

01 Please Burn Up, Love Passion
02 Young Pirates
03 恋はあせらず
04 デジャ・ヴ
05 Because We Love You
06 Love + Harmony
07 Hi-Fashion
08 I Love Rock'n Roll
09 以心伝心
10 ストロベリー色の夢(新曲)
11 Velvet Outsider(新曲)
12 キミは完璧
13 Virgins
14 Dance in Versailles
15 Catch
16 Visions of Boys
~アンコール~
17 Hello(新曲)
18 Shangri-La(新曲)
19 Wonderland
~ダブル・アンコール~
20 Kiss Kiss アカペラ(大阪/東京・夜公演)
21 真夏の誘惑(東京夜公演)

produce:shigeharu takagi
guitar:tomoki fukuda
bass:yusuke kasahara
drums:masami chiba

P.S.
eve eveのページ内に新たにメッセージフォームが設置されました。良かったらライブの感想やレポートなんかを、そちらから送って下さい。

2009年8月15日土曜日

20周年ライブDVD完成間近!!


いよいよ明日は恵比寿でのライブだけど、今日は明日のライブのセットリストのベースにもなっている『デビュー20周年ライブ』のDVDの、ほぼ最終となるチェック作業をしてました。

全曲収録のライブDVDということで、丸々2時間ぐらいあるんだけど、僕自身何度見ても、

あの日のことを、つい昨日のことのようにリアルに思い出せてしまうほど臨場感がたっぷり詰まったDVDに仕上がっていました。

あの日の僕は『いま伝えたい想いが、これまで僕を応援したり支えて来てくれたすべての人に届く』と何故かカタクナなまでに信じて歌っていました。

歌ってる時は、このDVDが出来上がるイメージなど微塵も持たずに歌っていたから、

何故そこまで想いを届ける人のイメージをいつも以上にコダワって広げようとしていたのか良くわかっていなかったけど、

今日、映像を見ていて、ようやく理解できた気がします。

僕は未来に導かれるようにして、この映像の中に想いを封じ込めたのだと。

そして、その想いは、自分で封印を解かれる日を知っていたかのように、このタイミングを待っていたのだと。

そして、その想いは翼を広げ、僕が想いを届けたかった人達のもとへと旅立ってくれるに違いありません。

そして、その願いがひとつ、またひとつ、と叶うのは、

きっと僕がこれから、ひとつ、またひとつ、と、大切なことを大切にできた時に違いありません。

さあ、明日も僕の想いを音楽の海へと解き放とう!!

2009年8月10日月曜日

Yokohama

週末に2つのコンサートを横浜で見た。

ひとつは姉の声楽のコンサートを山手のイギリス館で。
もうひとつは遊佐未森ちゃんのコンサートを神奈川県民ホールで。

どちらも、とても心動かされるコンサートだった。
姉はコンサートの最後にアンコールで、
天に召された川村カオリさんの『バタフライ』を歌った。

僕は全然知らなかったんだけど、
カオリさんは姉のボイストレーニングを受けたことがあるらしい。
そこでレッスンしたのが、この『バタフライ』だったそうだ。
彼女がひた向きに努力する姿にとても感銘を受け、
自分にも何か出来ることはないかと考えて、
この歌を、この歌の想いを多くの人に届けようと考えたのだと言う。
生前に彼女はこの歌を姉が歌うことを快く承諾してくれたそうだ。

僕はこの時、初めてこの歌を聴いたのだけど、
とても素敵な旋律と歌詞だった。

姉はクラシック畑の人間だけど、
もしかしたら、この歌をずっと歌って行くことになるのかもしれない、と思った。
川村カオリさん自身が生前にこの歌を歌うことを快諾した人が、
他に何人もいるはずもないのだから…。

そんな姉のコンサートの翌日に見た、
遊佐未森ちゃんのライブも本当に素晴らしかった。

未森ちゃんからお誘いのメールを頂いて、
久し振りにコンサートに伺ったのだけれど、
この世界にたったひとつしかない未森ちゃん独特の音の世界を、
心ゆくまで堪能させてもらった。

なんだか、こんな風に素晴らしい音楽を、
自分から足を運んで見に行くという楽しみを、
随分忘れてしまっていたような気がする。

新しいアルバム『銀河手帖』からの曲が多く、
僕は初めて聴く曲が多かったと思うんだけど、
どこか懐かしく、そして今の未森ちゃんらしさも薫る、
どれも魅力的な楽曲ばかりだった。
中でも最後に歌った新曲『I'm here with you』はとても神秘的で、
透き通るような美しさのある琴線に響く名曲だった。

トリオ形式のコンサートということで、
ギターとベースと歌というとてもシンプルなバンド編成ながら、
ミュージシャン達の演奏も素晴らしく、
終始、音楽としての心地良い空気が会場の中を漂っていた。

ベーシストが僕もレコーディングでお世話になった、
大好きな渡辺等さんだったので、
更に満足度も高かったのかも知れないけれど、
とにかく歌が本当に素敵だった。

努力すれば技術的に歌が上手くなることはあるけれど、
声質というものは、努力で得られるものではなく、
やはり天から授かったもの。
だからこそ、この声が魅力的なことは、
僕が憧れるヴォーカリストに求める一番重要な所だ。

昔から大好きな久保田早紀さんや太田裕美さんや小田和正さんといった人達は、
まさに100万ドルの声をもって生まれてきたようなヴォーカリスト達だと思うけど、
未森ちゃんも、そういった天性の歌声をもった歌姫の一人なんだろうな。

横浜で見た2つのコンサートのおかげで、
近づいて来た恵比寿でのライブの目標が、
また新たに見えて来た気がする。

2009年8月5日水曜日

東と西

そこに辿り着くまでは長く険しい道だと感じていても、
いざ辿り着いてみれば、大きな喜びが出迎えてくれて、
僕はもうそれまでの苦難を思い出すことすら出来そうにない。

僕は想いを音楽や歌で伝えることができると再び確信した。
いや。きっと、何よりそうでありたいのだ。

自分自身の事、社会の出来事、音楽への想い、誰かに伝えたいメッセージ、
そんな日々想う様々なことは、たとえばブログでいくら長文で書き綴っても、
僕は決して自分で満足する形で伝えることはできない。

もちろん、その断片は伝えられると思うからこそ、
こうして文章も書いたりするのだけれど、
それでも、僕にとって、やはりその想いを歌にのせた時だけは、
ある種の特別な感覚に、想いの指先で触れることができる。

海辺で貝殻を拾う。
美しい満月を立ち止まって見上げる。
寝苦しい夜に涼しげな虫の音に耳を傾ける。
…日常の中にもある、特別な何かに触れるひととき。

僕の歌もそんな特別な瞬間に顔を出すもの達のように、
時に波音となり、月光となり、夏の匂いとなってくれることを願う。

僕が歌いながら想い描いた風景と同じ景色を同じ空間で見た人がいるかもしれない。
そんな想像を巡らせるだけで、音楽の神秘に触れるようで鼓動が高鳴ってしまう。

僕はもう「今もあの頃と同じ想いで歌ってる事を信じて欲しい!!」なんて願わない。
なぜって、あの頃の僕は、まだ見ぬ人々や世界に向かって想いを届けようとしていたのだから。

それに僕はもう、この手に、伝えたい新たなる想いを握りしめている。

2009年8月2日日曜日

Thank you, Osaka!!

大阪ライブ無事終了〜!!
大阪のファンのノリは最高でした!!
只今、東京に向け高速移動中♪

2009年7月29日水曜日

MOVED!!

オフィシャルサイトのリニューアルに伴い、ブログも引っ越しました。タイトルも『宛名のない手紙』から『壁の落書き』にチェンジ。このタイトル、実はホームページを立ち上げた頃に設置してた掲示板に使っていたタイトルだったりします。そして、この言葉は僕の5枚目のアルバム『Light and Colour』に収録されている『A Sweet Little Bitter Love』というバラード曲に登場する歌詞の一節でもあります。

一人でヨーロッパを旅した時に、シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』の舞台となった街として有名なベローナにも行ったんだけど、この街で目にした壁の落書きは、本当にアカの他人が読んでも胸に響いてくるほど甘くロマンチックなメッセージで埋め尽くされていました。

人は時に伝えたい相手が目にするかどうか分からないような場所にでも、胸の内にある想いを書き留めておきたい衝動にかられる時があります。

僕は歌を歌うことや曲を作ることも、これととても似た行為だと思うんです。

身近な人に、あらたまって手紙を書いたり、もらったりした時にも感じる、あの特別な感覚。身近過ぎて普段言葉にできないことを、何かの時に手紙にしたためたりする時も、まさに胸の奥にしまってあった想いを取り出してきて言葉を綴りますよね。そんな普段知ることのない、胸の内の想いというものには、胸の中で大切に育まれていたからなのか、何か特別な力が宿っている気がしてなりません。

あるいは、胸の内に秘めた想いを外界に解き放って、別な姿・カタチに置き換えて表現するということは、想いに何か特別な力を与えることになるのかもしれません。

間近に迫った東阪ツアーが目前の今、僕の胸の内にも沸々とわき上がる秘めた想いがあります。

もちろんライブ前はワクワクするし、ライブでみんなに会うこともとても楽しみだし、懐かしい曲や大好きな曲達を歌うことも本当に待ち遠しい限り。けれど、僕にとって歌うことの最も重要な意味合いは、まさにこの『胸の内に秘めた想いを解き放つ』という行為に他ならないんだと改めて感じています。

胸の奥で寝息を立てていたデビュー20周年の時に伝えたかった想いを、もう一度、呼び覚まし、そして、今伝えたいことも一緒にカバンに詰めて大阪へと向かいます。このライブのセットリスト、歌う側の気分的にも、いつも以上に次から次へとテンションが上がる曲が波状的に続くのですが、折角だから、この『瞬きしたくないようなめくるめくひととき』を、僕自身も存分に楽しみながら胸の内の想いを解き放ちたいと思います。