2009年7月29日水曜日

MOVED!!

オフィシャルサイトのリニューアルに伴い、ブログも引っ越しました。タイトルも『宛名のない手紙』から『壁の落書き』にチェンジ。このタイトル、実はホームページを立ち上げた頃に設置してた掲示板に使っていたタイトルだったりします。そして、この言葉は僕の5枚目のアルバム『Light and Colour』に収録されている『A Sweet Little Bitter Love』というバラード曲に登場する歌詞の一節でもあります。

一人でヨーロッパを旅した時に、シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』の舞台となった街として有名なベローナにも行ったんだけど、この街で目にした壁の落書きは、本当にアカの他人が読んでも胸に響いてくるほど甘くロマンチックなメッセージで埋め尽くされていました。

人は時に伝えたい相手が目にするかどうか分からないような場所にでも、胸の内にある想いを書き留めておきたい衝動にかられる時があります。

僕は歌を歌うことや曲を作ることも、これととても似た行為だと思うんです。

身近な人に、あらたまって手紙を書いたり、もらったりした時にも感じる、あの特別な感覚。身近過ぎて普段言葉にできないことを、何かの時に手紙にしたためたりする時も、まさに胸の奥にしまってあった想いを取り出してきて言葉を綴りますよね。そんな普段知ることのない、胸の内の想いというものには、胸の中で大切に育まれていたからなのか、何か特別な力が宿っている気がしてなりません。

あるいは、胸の内に秘めた想いを外界に解き放って、別な姿・カタチに置き換えて表現するということは、想いに何か特別な力を与えることになるのかもしれません。

間近に迫った東阪ツアーが目前の今、僕の胸の内にも沸々とわき上がる秘めた想いがあります。

もちろんライブ前はワクワクするし、ライブでみんなに会うこともとても楽しみだし、懐かしい曲や大好きな曲達を歌うことも本当に待ち遠しい限り。けれど、僕にとって歌うことの最も重要な意味合いは、まさにこの『胸の内に秘めた想いを解き放つ』という行為に他ならないんだと改めて感じています。

胸の奥で寝息を立てていたデビュー20周年の時に伝えたかった想いを、もう一度、呼び覚まし、そして、今伝えたいことも一緒にカバンに詰めて大阪へと向かいます。このライブのセットリスト、歌う側の気分的にも、いつも以上に次から次へとテンションが上がる曲が波状的に続くのですが、折角だから、この『瞬きしたくないようなめくるめくひととき』を、僕自身も存分に楽しみながら胸の内の想いを解き放ちたいと思います。